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行政法(公務員試験・行政書士試験)・・その4

沖縄県の米軍基地辺野古移設の件ですが、前回行政法(公務員試験・行政書士試験)・・その3の記事から半年たちました。
前回では水産資源保護法(とその下の県漁業調整規則)での移設関連作業の停止の話でした。

それで今回は報道によると
前知事が出していた公有水面埋立法の埋立承認を翁長知事が取り消し<10月13日>、その旨沖縄防衛局に通知した(取消の理由は承認には瑕疵があったというもの)。
それに対する国の対応ですが、全く前回と同じパターンです。
すなわち、さっそく当該法である公有水面埋立法を取り仕切る国土交通相(上級行政庁)に対し取消の無効を求める審査請求と取消の一時的な効力停止を申し立てた<10月14日>。
で国土交通省により効力停止が認められた。だもんで、とりあえず工事は進行すると。

という具合に又、行政不服審査法の土俵上での戦いが始まっております。
前回の当ブログ記事でも官対官のケースで珍しいと書きましたが、行政法研究者が珍しいでは済まずにけしからんと言って声明文を出したりしたそうです。→声明文
ことほど左様に特殊なケースなわけです。

だからちょっと言うときますと、このたびの騒動を見てると翁長知事が怒っているような映像が出てきますが、このたびのことを行政法の構図に当てはめて見れば、普通なら怒った顔をするのは国の方です。
皆さんが習う普通の例で言えば、レストランの営業許可をもらって喜んで従業員を雇ったり鍋やフライパンを買って一生懸命準備をしてたら、知事が変わった途端、あの許可は間違ってたから取り消すもんねと言われた街のおにいさんが国です。
行政法勉強してる人は時々普通のケースに置き直して頭を整理してください。

さて別の土俵での戦いのはじまりのこともポロポロ報道にあがってますが、それは又別の機会ということにします。
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行政法(公務員試験・行政書士試験)・・その3

前の記事で面白いケースが報道されてると書きました。
見当ついてる人も多いと思いますが、沖縄県の米軍基地辺野古移設の件です。

新聞によると
先月23日に沖縄県が移設関連作業の停止を沖縄防衛局に指示した。
とのこと。

行政法の一般のテキストでは、街のおにいさんがレストランを始めようとして県へ営業の許可を求めて云々というようなケースで説明がされていることと思います。

ところがこれは行政行為の相手方がいたいけな個人ではなく、沖縄防衛局という国の機関なところがまずめずらしい。官対官ですな。こういうこともあるというのが一つ勉強になります。
公務員になって許認可業務の部署に配属されると、当然その業務の基の法律を読むわけですが、「××するには、許可をとれ・届を出せ、ただし国等がする場合はその限りにあらず」という法律をけっこう見ますけどね。

マスコミ的には、どこぞの無名人がレストランを開業しようとして県に拒否され、県と争うことにしたなんてのはニュースにならんですが、このケースの場合はなんせ事が大きいので報道されている。
受験生の皆さんとしては、教科書に載ってることの実例が目の前で展開してるわけで、注目せざるべからずです。

事件にもどりますと、
沖縄県の指示に対し、菅官房長官は24日午後の定例会見で翁長沖縄県知事(←行政庁)の指示は「違法性が重大かつ明白で、無効だ。」と述べた
とのこと。

さっそく行政法テキストの「行政行為の瑕疵」のとこで習う「重大かつ明白な瑕疵を有する行政行為は当然に無効とされる」←これそのままのコメントがなされました。
国の立場としては、とりあえず真っ向空竹割りに、こう言うでしょうね。

無効であると言ってみても、行政行為をした当の行政庁が「言われてみたら、そのとおりだ。ごめんね。」とはまあならない。<くっきりした単純ミスなら話は違うだろうが>

というわけで争いとなり、さてここで3分類のうちの救済法が登場しました。
行政不服審査法ですね。国が助けてくれと言って(レストランの営業の停止を食らった街のお兄さんと同じ立場)、この法律を使いました。

指示に不服の沖縄防衛局は行政不服審査法に基づく審査請求を農林水産相(←処分庁の上級行政庁。処分庁は沖縄県知事だが処分の元になってる規則が県漁業調整規則で、そのまた元の法律が水産資源保護法で、この法律を所管してるのが農水省だからこうなるらしい。)にした。
併せて指示の効力をとりあえず止める執行停止の申し立てもした。
3月30日にはそれが認められ農水相が指示の効力を停止する決定をした。

という流れです。

受験生の皆さんは今後の手続きの流れを予想してみてください。



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行政法(公務員試験・行政書士試験)・・その2

皆さんもうご存知かと思いますが、行政法というのはそういう名前の1本の法律ではなく、行政関係の法律を取りまとめてそう呼んでいるということです。

行政法はざっくり次の3つに分けられます。

① 誰が行政するのか・・の組織法
② 行政の仕方・・・・・の作用法
③ 行政の結果、不利益をこうむり文句がある人を助ける方法・・の救済法

②の作用法で、行政の諸活動を扱います。
さて諸活動のうち勉強の眼目は行政行為です。

行政行為とは行政が行う事すべてを指すのではなく、「<国等から一方的に>国民に対して、その権利義務や法的地位を具体的に変更する法的行為」を指します。

ということは、県道に穴を発見したから、その穴を埋めるとか、暴走車をとりあえず止めるとか、県庁の事務用に鉛筆を買うとかは行政行為ではないということになります。
<文房具屋に鉛筆納入義務ができるではないかとか言わないでね。そういう一方的ではないただの売買契約の当事者の片方がたまたま役所だったみたいのは当然、行政行為から外れる>

知事が建設業許可を与えるとか、交通違反のしすぎで免許証を取り上げるとかは行政行為だということになります。
簡単に言えば、お上(注)として上から国民にあれをしてもよいぞ、これをせえ、これをしてはいかんぞというようなことですな。

前の記事で行政法は身近に感じられないだろうと書きましたが、体ひとつA地点からB地点へ動かすにも、車で行くなら運転免許、歩いて行くなら車道は通るな、バスに乗っていくなら乗せてもらうバス会社にがその事業の許可が要ると言った具合で、実際のとこ行政法だらけですな。

さて最近行政法がらみで面白いケースが報道されてますね。
長くなるのでそれは又今度。

注・・お上とはまた、なんちゅうアナクロな言葉を使うんだと思われるかもしれんが、行政法は、統治するモンとされるモンの間を規律するという公法的な物事のとらえ方の流れの中で育まれたもんなので、お上という言葉がぴったりくるし、わかりやすい。



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行政法(公務員試験・行政書士試験)・・その1

ブログタイトルに沿った記事を増やさにゃいかんちゅうこって行政法を取り上げることにしました。
これは公務員試験には昔から出題されてるし、行政書士試験はある時にガラッと内容が変わって今は沢山出題されてます。

民法なんかは、車を売った買ったとか、婚約した離婚したとか身近に感じることも多いでしょうが、行政法は身近に感じられないでしょう。

さらに言えば実際に行政行為をやってる公務員ですら日々の仕事でこの知識を活用してどうこうは余りないです。行政書士ならもっとない。
(と、わざわざモチベーション下げさせるのもなんだが)

さて、今回の記事では、この法律を勉強する心構えを言いましょう。

すなわち
役所は、なんで俺の自由を制限してあれしろ、これするなとケチをつけるのかということを念頭に置け。
です。

* 例えばスポーツカーで道を時速100キロで走っていたらお巡りさんに止められた。

* 長年の建設会社でのバイト経験を生かして、大工商売を始めて、知人から600万円の倉庫を建ててくれと注文を受け喜んでいたら、無許可営業するなと言われた。

* あるヒット発明をして大儲けして喜んでたら税金を払えと言われた。


このように皆さんが、チッと舌打ちするときに、役所は活動しております。こうした活動を学問的に分類したり、法律でどう決められてるかを学習するのです。
もちろん舌打ちではなくて、県が橋を架けてくれたんで便利になった、うれしい!なんてのもあるが、そっち方面は試験的には重要度は少ないでしょう。

正直、これの勉強はうんざりするかもしれんが、しょうがないので受験する人はがんばってください。<今回はここまで>



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